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【父親の電話でのアドバイスで復調した藤田幸希】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe |
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日本女子プロゴルフ選手権歴代チャンピオンの一人、藤田幸希が第2ラウンドにイ ボミとともにベストスコアの69をマークして通算イーブンパーに戻してきた。
「昨日は、薄暗くなった中でようやくホールアウトできた状態」ということで3オーバーパーの75でのホールアウトだった。「それに比べて、今日は早いスタートだったので、いいコンディションの中で気持ちよくプレーできました。前夜の雨でグリーンも止まりやすくて、バーディチャンスにつけられたことが、このスコアに結び付いたのだと思います」
スタートの10番ホールこそ寄せに失敗してのボギーだったが、続く11番で第2打を3メートルにつけてすぐに取り返した。
さらに13番、14番はそれぞれ5メートル、2.5メートルを沈めての連続バーディ。34で後半に折り返した。そして後半も2バーディ・1ボギーとひとつスコアを伸ばしての69であった。
片山津GCには、“痛い思い出”があるという。2008年の日本女子プロゴルフ選手権のときだ。スタートはしたものの、藤田は左脇腹の痛みで棄権せざるをえなかった。前週から痛んでいたというが、それがスウィング出来ないほどの痛みに増していた。クラブハウスに戻って病院に。そこには、とんでもない診断が待ち受けていた。なんと肋骨を骨折していたことが判明したのだ。
「そんなわけで、このコースは、よく覚えていませんでした」
今回は万全の体調で臨むことができた。そればかりか、調子を落としていたショットも復調気配の中で迎えられた。きっかけは、コーチ役であった父親への電話相談だった。ショットが引っ掛かり気味になっている原因と対処法を教えてもらおうと思ってのことだった。
「直近のトーナメント中継でスウィングを観ていてくれたとのことで“ダウンスウィングでクラブがインサイドから下りすぎている”と指摘され“もっと思い切ってカットに打つぐらいにした方がいい”とアドバイスしてもらいました」
そこを意識して調整しはじめたことで修正されてきた。
2010年の日本女子プロゴルフ選手権を制している藤田には、現役でいる限り追い続けたいという夢がある。それは、「日本女子オープンにも勝って、日本の両タイトル保持者になりたい」というもの。「それができたら、そりゃあ大騒ぎですよね」
今大会では、最終ラウンド最終組でのプレーを願っている。「メジャーでそれができたら楽しいでしょうね。どんな自分になるのか。女子プロ選手権のときは、なんか早く終わってしまった感じで、緊張感の中で戦っているという感じではなかったので、できれば、今大会で、それを経験したいですねえ」
そのためにも第3ラウンドでのさらなる浮上を図ろうとしている。
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