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【賞金女王レースのトップをひた走るイ ボミがプライドを見せる】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe |
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目下、日本の賞金ランキングトップのプライドを見せてくれた1日だった。なかなか思い通りのゴルフができなかった第1ラウンド。そして、この日も1番でバーディを獲れたものの、その後もずっとパーが続いていた。そして8番(パー4)で、なんとダブルボギー。
「バンカーに入ったらレイアップだけれども、結局、狙おうとして8番か9番アイアンか迷って。8番アイアンで打ったらトップしちゃって……あれは、反省しています」という痛恨のミス。けれども、そこからが賞金女王を走っているイ ボミの凄さだったのかもしれない。
9番(487ヤード、パー5)。その3打目を4メートルの距離につけた。バーディだ。
「このバー
ディで、今日の(後半の)スコアが出たのだと思う。ここでバーディが入ってパッティングの調子が良くなったので……。昨日、今日と、このぐらいの距離がけっこう入っていなかったので、入れたい気持ちが強かったけど、あそこで入って本当によかった」と、イ ボミは、ほんとに嬉しそうにはしゃいでいた。
その後半、14、16、17番とバーディを奪って、気がつけば、首位と3打差の4位タイにつけた。
「メジャーの大会は、いろいろ考えすぎてしまうんですね。それだけ(考えて処理しなければいけない要素がたくさんある)に、むしろ考えすぎないで、まずは、1つ1つに集中して、1個のショットを100パーセントの気持ちで打つようにして頑張ります」と、また満面の笑顔で喜んでいた。それもそのはず。「ここでの69は最高です。それに集中できたのですから」と、明るいイ ボミが蘇った。
イ ボミもそうだけれど、研ぎ澄まされた技量は、逆に、ほんの些細なところで、歯車が狂いだす。それは、目に見えない、語りようのない微妙な感覚なのだろう。その、ちょっとした修正が上手く行けば、ストレスなくエンジンがフル稼働する。
「昨日、今日でドライバーもいい感じなので、明日からもこの感じでいけばイイなと思います」いよいよ残り2日間の後半のラウンド。イ ボミのエンジンは、なめらかに加速し始めた。
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