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【最後まで集中を切らさなかった柏原が2位に浮上】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe |
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柏原明日架は、スタート前の練習で「今日は、ショットが悪いなぁ」と感じていた。そんなとき、どんな気持ちでスタートホールのティーインググラウンドに立てばいいのだろうか。柏原は、こんな風に意思を固めた。
「昨日は、ショットもパッティングも良かったんです。そういうときって、つい気持ちが先に行っちゃうんですね。自分のイメージが先行して、それがうまくいかないとカーっとなったり。でも、今日は、精神的にも波が立たないような1日でした。それは、アプローチで寄せてパーを拾うゴルフで行こうと決めたからです」その1打1打に対する集中力が切れなかったという。それが、2アンダーのプレーとなり、2位という順位の結果を
もたらしたのだ。
実は、柏原が中学時代に、普段の練習する練習場を自分で探しあてた。そこは、ドライビングレンジの脇の、1段下がったところに素晴らしいアプローチ練習場があった。柏原は、そこを主体として日々練習をしていた。ともすると得意クラブは、ドライバーだと思うほど上手いけれど「得意クラブはサンドウェッジです」と言明する。だから、今日のようにショットが悪い日には、彼女の伝家の宝刀が輝くのである。
例えば、後半の6番(パー4)でナイスパーを獲っている。「ティショットを左のラフ。セカンドが打ち上げていて、ピン手前のバンカーを狙おうと思っていたんですが、そのバンカーの手前。そこから高いアゴ。寄せるというよりは、高さをクリアするしかないと思って打ったものが、1ピンの距離。それを入れてのナイスパーでした」
1、9番のパー5では、いずれも残り距離は「思った距離が残せた」という80ヤード。1番では、58度のウェッジでピン手前に2メートル。最終9番では、同じ80ヤードでも風の影響を読み取って52度のウェッジで1メートルに寄せた。もちろんいずれもバーディだった。
ステップアップツアーでも、惜しいところで優勝を逃している。「自分に期待しすぎてしまうんです。この入れ込み過ぎが、きっとダメなんだと思いますね。何度か一緒に回った選手が、目の前で優勝している姿をみていると、そこらへんが違うことと、やはり勝ちたいという気持ちを最後まで持ち続けているんですよ。
欲は、なければいけないけれど、抑えすぎてもいけない。そこらへんが、難しいんですよねぇ。今日みたいに、1打1打。1ホール1ホール消化することを目標にプレーをすれば……」残り2日間。後半のラウンドで、柏原が、どんなゴルフ、プレースタイルを見せてくれるか愉しみだ。
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