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【勝みなみは史上6人目の快挙にも「目標がまだ達成できていない」】 |
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第4日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe |
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ローアマチュアに輝き、史上6人目の快挙(日本女子アマ、日本ジュニア、日本女子オープン優勝)を果たしたアマチュアの勝みなみは、それでも満足感がないと言った。「目標がまだ達成できない感」があると言うのだ。それは「今年は、プロの試合に勝ちたいね」と母親と目標設定をしたけれど、未だに達成できていないことだ。本選手権が始まる前に、勝は「(目標は)ローアマチュアではなく、優勝です」と言明していた。終わってみれば、来年のシード(15位以内)は獲得できたものの、優勝できなかった。だから達成感がないというわけである。
「(大会を振り返って)苦しみましたね。イーグルも獲ったし、バーディ数も多かったと思うんで
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すよ(4日間で1イーグル・14バーディ)。でも、ボギーやダブルボギーも多かったわけです。だから、もうちょっと(上に)行けたんじゃないかなと思います。その原因は、わかっているんです。昨日も母親と話していて、マネージメントが甘いね、という結論。例えば、深いラフ、手前が木とかいうときに、どうしても、ピンになるべく近くに行きたくなるんです。それを、自分の得意な距離、50〜100ヤード間にボールを運んでというマネージメントが足りなかったと反省したんです。でも、今日は、そういう場面がありませんでしたけど。そういう部分がもっとしっかりできていれば、と思います」と語った。確かにスコアカードを見ると、バーディのあとにすぐボギーが来たり、波に乗れそうで乗りきれないゲーム展開だった。
勝みなみが「苦しかった」というのは、その部分だ。それも「勝ちたい気持ちが強かったから、予選通過も果たせた(日本女子オープンでは、3年連続予選落ち)のだけれど、その気持が強すぎたから、失敗もあったということだと思います」
最終18番ホール。423ヤード、パー4と難度の高いホール。勝は、第2打をグリーン右手前のバンカーに入れた。体がすっぽりと入って隠れてしまうほど深いバンカーだった。「(高いマウンドを)超えればいいや」と思っていた。ライは、左下がり。距離感も難しい。出して2パットならば上出来と思っていたそのショットは、なんとピンに当ってそのままカップに吸い込まれた。それが来年のシード(15位以内)を決定づけた1打だった。
「今年は、残り2試合に出ます。勝ちたいです。それが目標ですから」と、いたって前向き。このケレン味のない前進思考が、勝みなみの真髄なのだろう。「目標が達成できていない感」という気持ちがあれば、もっともっと進化するはずだ。
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