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【賞金レーストップに立つイ ボミは攻めの気持ちが裏目に】 |
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第4日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe |
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「ショットは完璧、パッティング・ストロークも悪くない。でも、読みきれなかった。いや、思い通りに打てているのに、わずかに右に切れたり、左に切れる。うーん。残念ですぅ」とイ ボミは、悔しそうに言った。どうしても攻めて、ひとつでもスコアを縮めたい。追いつきたいという気持ちが、どんどん増幅して急かされる。頭では、わかっているのに、ついデッドに攻めていってしまう。「清水(キャディ)さんからは、“10〜13番は、デッドに行っちゃダメだよ”と、言われていたんです。10番で、思い切り怒られました。怖いほど怒られたけど、12番でも同じことをやっちゃって……」手前のバンカーに入れるケースが多かった。
日本の
賞金レーストップに立つ選手としてのプライドを見せたいという気落ちもあった。そんなイ ボミの組には、大勢のギャラリーが取り囲み、18ホール、ずっとついて回っていた。彼女の人柄やゴルフの上手さ、強さがギャラリーを集めるのだ。サイン攻め。行列ができているギャラリーに、サインをしたあと笑顔でお礼をいう。そればかりか、お母さんが、赤ん坊を抱いていると、その赤ちゃんに頬にキスして、とせがむ。そんなイ ボミの自然体が、ファンを多くするのである。
「残り7試合で1勝。2億円の賞金額にしようという目標をもって、もう少しおおらかにプレーできれば、もっといいゴルフが今回できたのかも知れません。残念、悔しいですけど、また頑張ります」彼女の笑顔は、確かに愛くるしく爽やかだ。
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