|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
JGA HOME
|
|
| | 日本女子オープンは、一般財団法人 上月財団の助成を受けています。 | |
|
|
|
|
|
|
|
【プレーオフを制してチョン インジが日本2戦2勝】 |
|
|
第4日
|
|
競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe |
|
|
チョン インジ、菊地絵理香、季美香が通算2アンダーパーで並び、18番ホールで行われたプレーオフ。3ホール目で季がグリーン左バンカー手前のラフからのアプローチショットを大きくオーバーさせるボギーで脱落し、インジと菊地が4ホール目に向かった。
インジのティーショットは左右のバンカーの間にコントロールされ、フェアウェイ中央をとらえた。続いて打った菊地のティーショットは大きく右に曲がり、林に近い砂地に止まった。そこからの第2打。菊地はユーティリティークラブを手にした花道方向を狙ってのショットだったが、砂地のライが悪かった。ボールはちょっと沈んだ状態で、クリーンヒットさせるつもりがトップになってバ
|
|
|
|
プレーオフ3ホール目のパーパットを沈めガッツポーズ |
|
ンカーに。
一方のインジの第2打は、グリーンに落ちて奥のエッジにこぼれた。
菊地の第3打。今度はグリーン手前のバンカーに。絶体絶命のピンチだったが、インジは菊地にわずかな希望を残してくれた。菊地のバンカーからの4打目はピン2メートル。インジのアプローチショットは、それよりも少し遠い2メートル強にオーバーさせた。そして、決めれば優勝のパーパットを打ち切れずにボギーとした。
菊地が2メートルを決めれば、プレーオフ続行となるところだった。このパットは予想以上にフックしてホール左に抜けていった。この瞬間、インジの優勝が決まった。春のワールドレディスに続いて日本のメジャー制覇。日本で出場した2試合とも優勝をさらっていくことになった。
「きょうは、ずっとショットが不安定で、なかなか自分のゴルフができませんでした。だから、できるだけボギーを防ごうという気持ちの方が強くて、ピンチをしのぐ内容のゴルフでした。でも、その流れがプレーオフ前の18番でラフからのバンカー越えのロブショット、そして4メートルのパーパット(決めた瞬間にガッツポーズを見せた)とうまく処理できたのかもしれません。プレーオフになってからは、不思議なことに良いショットを打ち続けることができました。勝てたのはうれしいし、誇らしくもありますが、幸運だったとも思います」
この後の日本でのプレーは、最終戦のツアー選手権が予定されている。そして来年は全米女子オープンチャンピオンとしてUSLPGAツアー中心のスケジュールが予定している。
「日本は大好きなので、できれば何試合か出場したい」とインジ。今年は、2試合の出場で2勝し、これだけで獲得賞金は5200万円。この他、韓国女子ツアーでも4勝している。向かうところ敵なし…といった強さは、どういう状況にも応じられるゴルフスタイルの幅広さにある。どこでも、いつでも、そこでできるベストのプレー。それは、国も、コースも、大会も選ばずに発揮される。インジは、日本女子オープンでも、そのことを証明して見せた。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|