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| | 日本シニアオープンは、一般財団法人 上月財団の助成を受けています。 |
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【「とにかく難しい」と言いながら渡辺司が2位タイに】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Yoshitaka Watanabe |
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グリーンは固く、広く、あちこちに傾斜がある。下り傾斜のアプローチショットやパッティングを残してしまうと、簡単には寄せられないし、決められない。だから、上りのパットになるようにしたいのは、やまやまなのだが…。渡辺司は、口をとがらせて言う。
「誰でもわかっていることだけど、それができそうで出来ない。手前に止めたとしても、距離を残したら、それはそれで難しい。距離を合わせるのを優先させる気持ちが強く出れば、打ち切れずに微妙に曲がるから、残した次のパットも曲がりそうな気配がある。考え出したらきりがない。やさしいところなんて、どこにもありませんよ。勇気を出してバーディチャンスにつけて、ようやく安心してパ
ーを計算できる。そういうコースなのだから、ギャラリーのみなさんには申し訳ないけど、地味で堅実なゴルフを見ていただくことになる。“つまらないゴルフですみません”と心のうちで呟きながらね…」
日本シニアオープンでは、最終ラウンドのバックナインを迎えるところが折り返し点になる、というのが渡辺の持論だ。そこまでは“つまらないゴルフ”で辛抱する。そして、最終日ラウンドのバックナインで優勝を争えるポジションに自分を置くことが大切だというのだ。
「そこからは、心の強さであったり、技術の高さ、引き出しの広さ、大きさだったり、勝負の神様に選ばれるかどうかだったりで結果が出る。そういうものだと思って、1打ごとに神経を使いながら積み重ねていくしかないのだと思います」
第2ラウンドの渡辺は、4バーディ・1ボギーの3アンダーパーで、通算5アンダーパーまでスコアを伸ばし、首位の加瀬秀樹に1打差まで迫った。手応えはある。「これなら、どうにか最終ラウンドのバックナインを迎えるところで、いい位置にいられそうだな」というものだ。渡辺にとって、そこまでは位置取りゲームであって、本当の勝負はまだまだ先にある。じっくり腰を据えての戦いぶりに勝負の仕方がうかがえた。
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