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【第3ラウンドのベストスコア66をマークしてルーキーの米山剛が2位タイ】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:Yoshitaka Watanabe |
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シニアツアールーキーの米山剛が、第3ラウンドに大きくスコアを伸ばして優勝争いの真っただ中に飛び込んできた。通算1オーバーパーからスタートして、ホールアウトしたときには通算5アンダーパーになっていた。
4つのパー5ホールだけで5アンダーパー。これが、躍進の原動力になった。1番は第2打でグリーン右エッジ。そこから2パットのイージーバーディだった。6番では、ピンまで230ヤードの第2打を4番ユーティリティーで打ってグリーンをとらえた。3段グリーンの一番上の段にあるカップまでは25メートルほど。「ずっと上りで最後の段からスライスするラインでした。なんとか2パットでいきたいなと思って思い切りストロ
ークしたら、それが入ってしまって…」と本人も驚くイーグルとなった。14番では4番ウッドの第2打をグリーンエッジにまで運び、しっかり寄せた。さらに18番は3番ウッドでのティーショットの後4番ユーティリティーでまた2オン。2パットにおさめてのバーディであった。
米山にはシニア入りに向けて準備してきたことがある。それも5年前の45歳からだ。ストレッチを中心にしたトレーニングとコーチ(谷將貴)についてのスウィング改造への取り組みだった。5年掛かりで改造してきたスウィングの成果が4つのパー4ホールでのファインショットにつながり、この爆発的なスコアを生み出したといっていいだろう。
最終ラウンドは、最終組でのプレーになる。米山はトップに立った平石同様に気負ったところは見受けられなかった。「いや、シニア入りしてからゴルフをしても仕事でも、お酒を飲んでも、とにかく楽しいんです。また好きなゴルフで戦いの場に立てる。それがバックボーンになっているのかもしれません。ゴルフができる。戦える。幸せですよ。できれば、あした、もう1回、今日みたいな出来すぎのゴルフになってくれないかなあ…」
「グリーンの端にピンが立っていても逃げずに攻めていき、はずれたら、そのときはそのときで処理する。もちろん、狙ってはいけないポジションもありますから、その場合は確実にセンターを狙いますけどね。とにかく、積極的なゴルフを展開していきます」
ルーキーに失うものなんかない。米山は、そう自分に言い聞かせている。
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