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【平石武則は「滅多にないボードのてっぺんにある自分の名前を見て楽しい気分でプレーできました」】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi Yoshitaka Watanabe |
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3連続ボギーと失速する加瀬秀樹。連続バーディで勢いに乗る平石武則。最終組の両選手は対照的な流れとなり、序盤で立場が入れ替わっていた。第2ラウンドまでトーナメントリーダーだった加瀬に替わってトップに立ったのは平石だ。最終組でのプレーだからといって緊張することはなかったという。
「とにかくティーショットをフェアウェイにおくこと。そこからグリーンの端に立っているピンをどうやって攻めるか。あるいはピンを狙わずに安全策をとるべきなのか。状況に応じた最善の方法を選択する。その作業を楽しむこと。考えていたのは、それだけです」
さらに平石を楽しくさせてくれたのが、要所に設置されているスコアボードだった
。ボードが目に入る度に、一番上に自分の名前があることを確認し、ほおを緩める。
「お、まだてっぺんにあるな。まだ一番上だな…といった調子ですよ。何しろ、こんなことは滅多にないから、“写メ”で撮っておきたいぐらいでした」
平石が、最後にボードの最上位にある自分の名前を確認したのは2010年の『のじぎくオープン』という兵庫県の地区オープンだったという。プロアマ合同の競技会で、もちろんツアー競技でも、後援競技でもない東廣野GCを舞台にしたローカル競技ではあったが、この大会で平石は優勝している。それ以来のボードのてっぺんであった。
後半にターンして10番をボギーにしたものの続く11番で大きく右に切れる3メートルのバーディパットを沈め、さらに4番(パー4)では第2打を60センチにつけるスーパーショットで通算8アンダーパーまでスコアを伸ばした。平石の名前は、てっぺんからはずれることなく、そのままトーナメントリーダーとして第3ラウンドを終えることになった。最終ラウンドも、また最終組である。さて、今日と同じように楽しいラウンドにできるのだろうか。
「たぶん、大丈夫だと思う。緊張に襲われることはないよ。今日みたいなゴルフをやればいいんだから。といっても、明日起きたらどんな気持ちになっているのかわからないけどね…」
そうなったら、そうなったで、ドキドキしながらのゴルフをやっぱり楽しむつもりだという。ベテランらしく気負いは感じられなかった。
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