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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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国際交流事業は(公財)ミズノスポーツ振興財団から助成を受けております。 |
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【終盤の2バーディでチーム優勝に貢献した金谷】 |
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日本アマと日本オープンで史上最年少記録を更新した金谷拓実。金谷の大きな武器の一つはショートゲームの巧みさだが、本選手権ではそれを発揮できず、苦しいプレーを強いられていた。
優勝がかかった最終ラウンドも、パッティングに苦しむスタートとなった。1番で2メートルのチャンスを決めきれず、3番ではアプローチを寄せきれずボギー。5番も3メートルのチャンスを活かせなかった金谷は、6番で8メートルのバーディチャンスからよもやの3パットでボギー。この時点で2オーバーパーにスコアを落としてしまった。7番(パー5)でようやくこの日初バーディを奪うものの、11番で1.5メートル、13番で2メートルのバーディパッ
トが入らない。
14番で2個目のバーディを奪った金谷に、チャイニーズタイペイとの差を知らされたのは、16番ティーインググラウンドだった。「その時点で、2打差と聞いて。この後はリスクを背負ってでも、ピンを狙っていこうと」我慢を続けてきた金谷は一転、攻めのプレーに転じる。
その16番は残り160ヤードの2打目を6番アイアンで2メートルにつける。これまで殆ど入らなかったこの距離を勝負所で決めると、続く17番(パー3)では5番アイアンで5メートルのチャンスに。これも決めての連続バーディで、チャイニーズタイペイに1打差となる起死回生のパッティングを見せた。
普段、感情を表情に出さない飄々としたプレーを見せる金谷だが、この2ホールはその印象を覆す鬼気迫る気迫を見せた。この2バーディがノムラカップ26年ぶりの優勝を呼び込むことになっただけに、金谷も嬉しさはひとしお。「ストレスが溜まるラウンドでも、最後まで我慢することが出来た。
26年ぶりの優勝は、本当に良かったですし、嬉しいです」と、喜びを爆発させた。その裏には、今年10月からナショナルチームヘッドコーチに就任したガース・ジョーンズ氏からのアドバイスがあった。「ジョーンズコーチから、次のショットが打ちやすいポジションを考えてショットを打つこと、ピンまで真っすぐなラインを狙ってショットを打つこと…そういうマネジメントを徹底するように教えていただいた」その教えを自分のゴルフに受け入れ、徹底できたことが最後まで集中を切らさないことにつながったという。
日本アマでの史上最年少優勝、日本オープンの史上最年少ローアマチュア獲得に続いての快挙は、金谷がこれからのナショナルチームの中心選手に名乗りを上げたことになる。「ずっと憧れだった日の丸を背負って、日本代表として戦うことが出来て、本当に楽しかったし、またこのような舞台に立つために、一生懸命練習していきたい」憧れだった場所に自分の力で立った金谷は、今度はあこがれの対象としてナショナルチームを目指す選手たちに負われることになるだろう。金谷は、その覚悟も持っている。
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