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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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国際交流事業は(公財)ミズノスポーツ振興財団から助成を受けております。 |
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【不採用スコアもチーム優勝に貢献した石徳は「ほっとした」】 |
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優勝争いの一角に食い込んで迎えた最終ラウンド。石徳俊樹は、「今日は、なんかテンションが高く、イケイケの感じだった」とは高鳴る気持ちをそのまま表現したかのような、スタートダッシュを決める。
1番で114ヤードの2打目をウェッジで1メートルに寄せてバーディを奪うと、3番は167ヤードのセカンドショットを6番アイアンで3メートルにつけてスコアを伸ばす。「前半は良い流れでしたが、7番のティーショットのミスで…」と嘆くこのパー5は、ティーショットを右のブッシュに打ち込むと3パットのミスの連鎖でボギー。
9番(パー4)もティーショットを右の池の方向にプッシュアウト。結局4オンの石徳は2メートル
のボギーパットを残す。優勝争いに踏みとどまるためにも重要なこのボギーパットをねじ込んだ石徳は、ガッツポーズを見せた。後半、12番でバーディを決めて、「良い流れになるかと思った」というが、ノムラカップ制覇への道程は険しい。14番で1メートルのパーパットを外すと、雪崩のように3連続ボギーを喫する。
最終18番(パー5)もティーショットを右のブッシュに打ち込みボギーを叩いた石徳は、この日3バーディ・6ボギーの3オーバーパーでホールアウト。不採用スコアの石徳は、最終組でプレーする松原の結果を見守るしかなかった。日本チームとチャイニーズタイペイは、お互い一歩も引かず、チームスコアはともに22アンダーパーで競技終了。優勝のカギを握ることになったのは、奇しくも不採用スコアとなった石徳だった。
優勝が決まった瞬間、「自分のスコアでもチームに貢献できて、ほっとしています」不安にさいなまれながらスコアの動向を見つめていた石徳に朗報が入ったときの偽らざる心の裡を吐露した。「パー5で2オーバーパー。パー5で何とかしなくてはと、意識し過ぎて固くなってしまったのかもしれない」幾度も優勝争いを演じてきた石徳だが、初めて日の丸を背負って戦った国際試合でチーム優勝のキーマンとなったことは、クールな彼の気持ちを高ぶらせてしまった。
「初めて日本代表として国際競技に出場して、チーム戦は1打1打に集中していかなければいけないゴルフなので、学ぶことが本当に多かった」今後への反省と成果を口にした石徳。だけど、「26年ぶりに日本チームが優勝できて、本当にうれしい。ノムラカップに自分たちの名前が刻まれることは、本当に光栄なことです」今は、26年ぶりの快挙を達成した喜びに、ただ包まれていてほしい。
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