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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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国際交流事業は(公財)ミズノスポーツ振興財団から助成を受けております。 |
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【リンクスの風に翻弄された金谷は+2の悔しいスタート】 |
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ゴルフは自然との調和が求められるスポーツだ。天候、風と自分のプレーに折り合いをつけながら、スコアを作っていかなければならない。ときに風とボールに喧嘩をさせ、ときに風にボールを運ばせる。自分が持つショットバリューをしっかりと把握したうえで、風の声を聴き、悪戯好きな神に結果をゆだねていくしかない。
リンクス初体験の金谷拓実(広島国際学院高校2年)は、スタートからそれを思い知らされることになった。トップスタートの金谷は、練習ラウンドとは真逆の風に戸惑ったのか、3番ウッドを手にしたティーショットを右のブッシュに打ち込むミスで、よもやのダブルボギーを喫してしまう。
それでも、2番(パー5)で
残り230ヤードの2打目でグリーンを捉え2パットのバーディを奪うと、6番では100ヤードのセカンドショットをウェッジで1メートルにつける見事なショットでバーディ。その後10番までパーを積み重ねる粘りのプレーを見せる。11番(パー3)はティーショットをグリーン右サイドのポットバンカーに打ち込みボギーを叩くが、12番(パー5)でしっかりとスコアを戻して見せた。
しかし、時が経つにつれ、リンクスを吹き抜ける重い風が強くなると、「ここからスコアを伸ばそう」という意気込みとは裏腹に、ショットが風に流され、狙ったポイントに打ちきれなくなる。13番で130ヤードの2打目をグリーン左に外すと、14番はティーショットが左からの風に乗り、ブッシュに。この日2つ目のダブルボギーを叩いた金谷は、15番でバーディを奪い一矢報いたものの、74でホールアウト。
「今日は、トップスタートで風もあまり吹いていなかったので、チャンスだと思っていました。途中で2アンダーパー位のスコアは出せるかと思いましたが、風を読み切れませんでした」と悔しがる。それでも、得意のショートゲームで必死にスコアメイクする姿は、日本タイトルホルダーとしてのプライドを感じさせた。
「アイアンショットでしっかりとキャリーを出さないとスコアを出せないと感じた」と初めてのリンクスでのプレーに課題を見つけた金谷だが、今日の風は、この地では、そよ風程度。神様はまだまだ本当の姿を見せていない。底知れぬリンクスの怖さ、悪戯好きの神様がその姿を現した時に日本アマ優勝の金谷がどれだけ対応できるのか。明日のプレーに注目したい。
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