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Championship Reports
競技報告
【18位タイの勝は「リンクスを経験出来て良かった」】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
持ち前の攻めのプレーがリンクスで通用せず、2日間苦戦が続いていた勝みなみ(鹿児島高校2年)は、風もおさまった最終ラウンドでようやく本来のプレーを取り戻して溜飲を下げた。しかし、勝の胸に去来したのは、好スコアをマークできたことよりも、近い将来、世界を舞台に戦うであろう同年代のライバルたちへの対抗心だったのかも知れない。

「パー5で絶対にバーディを獲りたい」そう意気込んでスタートした勝は、狙い通り、1番(パー5)で4メートルをねじ込むと、続く2番(パー5)もアプローチを2メートルに寄せて連続バーディで出だしからスコアを伸ばす。「出だしの2ホールは距離も短いのに、なんでバーディが獲れないの?絶
対に2連続で獲らなければダメだと自分に言い聞かせていた」と言う思い通りのプレー。しかし、4番から4ホール連続で5メートル前後のバーディチャンスを活かしきれずにいると、11番までパーオンしながらパッティングが決められずパーに終わる。「8ホールでチャンスにつけながらも決めきれなかったのが悔しい」と振り返るように、12番でティーショットを右ラフ、2打目をグリーン手前のポットバンカーに打ち込み、この日初ボギーを喫してしまう。それでも、15番(パー5)では2打目を左にミスしてスロープに落としたものの、28ヤードのアプローチを2.5メートルに寄せてバーディを決めて見せた。この日の勝は、3バーディ・1ボギーの70でホールアウト。初のリンクス挑戦は、通算8オーバーパーの18位タイで幕を閉じた。

しかし、勝は2アンダーパーのスコアにも「今日のコンディションなら5アンダーパーは出したかった。特に昨日は大たたきしてしまって、悔しかったので…昨日のようなコンディションの中でアンダーパーを出したかった」と、全く満足することは出来なかった。勝が不満に思ったのは、スコアだけではない。「日本にはない環境、風の読み、固いグリーンのアプローチの精度など…」日本女子アマチュアゴルフ界のトップに立った勝が面喰い、とまどいを隠せなかったコースコンディションに、すぐに対応して好スコアをマークする同年代のライバルたちとの彼我の差が、勝の不満の大きな要素だったのだろう。初めてのリンクスは、勝に「世界を舞台で活躍する気持ちを改めて強く持った」という目標を残した。「これからも、どんどん世界に出て経験を積んでいきたい」勝の視線は、再び世界に向かっている。

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