小斉平優和(日本ウエルネス高3年)はアウトスタートから前半スタートホールの1番をバーディで発進した。その次の2番ホールを3パットのボギーとしてしまうが、すぐに3番ホールは「運が良かった」と語るように、2打目でグリーンを外してしまい、3打目の左ラフからのアプローチを直接カップに沈めてバーディを奪い返し、前半を34で折り返した。後半の10番ホールもきっちりとバーディパットを沈め、13番ではボギーを叩いてしまうものの、15番、16番、17番と3連続バーディを奪取して33のトータル4アンダー・67として、首位の佐伯部竜也(明徳義塾高3年)と1打差で初日を終えた。昨年は2位に終わり、悔しい思いをしただけ
にリベンジに燃えている。
また藤山大耀(岡山県作陽高3年)は5バーディ、2ボギーの3アンダー68として、首位と2打差の3位につけた。前日の練習ラウンドではドライバーの調子が良くなく、ラウンドの練習で調整した。「力んでいたのでタイミングが合わなかった。打ち急いでしまっていた」と気づき、ゆっくり振ることを心掛けたところ、ショットが復調した。
現在は岡山の学校に通う彼だが、もともとは兵庫県の出身で小さいころから本大会の上位にいる佐伯部や金谷拓実(広島国際学院高3年)らとプレーしてきた。「金谷君とは小さいころから知っていて、でも実力には天と地ほどの差があった。最近は試合で一緒にプレーする機会も多いが、1度も勝っていない」という。それだけに「ぜひ勝ってみたい」と目を輝かせる。高校3年生の選手たちが最後のチャンスにかける。
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