豊島豊(東千葉)が圧巻のゴルフで単独首位に立った。昨年悲願の日本タイトルを獲得し、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ本選手権。
「昨年とはコースが違いますし、意識せずリラックスしてスタートできました」と出だしの3番でこそボギーとするものの、4番でバウンスバックを決め、流れを掴んでいく。同伴競技者も舌を巻く切れ味あるショットを展開し、18ホール中15ホールでパーオンに成功。「パッティングが特に良かった」と6つのバーディを量産した。昨日の練習ラウンドの中で、開催コースである宇部72カントリークラブ万年池東コースを「グリーンが小さいので、いかにパーオンする事できるかが大事」と分析。基本に忠実にグリーンセンターを狙っていったのが、好スコアに繋がったのだろう。
元々、派手なゴルフではなく、ティーショットをフェアウェイに置いてグリーン上で勝負するゴルフスタイルと語る豊島。ここ1~2年でおこなっているというトレーニングの成果も出てきている。もともと低弾道の球を打っていたが、浮き球を打てるようになり、グリーンが硬いコースセッティングでも楽にグリーンを捕える事が出来た。
連覇向け、幸先良いスタートとなったが、「今日は運もありましたし、上出来です。まだ2日ありますし、安全運転で頑張りたい」と意気込みを語った。第2ラウンドのプレーにも注目が集まる。
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