庄司由(東千葉)が2アンダーパーでホールアウトし、首位と2打差の単独2位で第1ラウンドを終えた。この日10番からスタートした庄司は、11番、12番と連続バーディを奪い、幸先良い出だしを切ったが、14番ホールで「安全にいってしまった」と3番ウッドで打ったティーショットを左にミスしてしまい、OB。このホールをトリプルボギーとしてしまう。「攻める気持ちが足りなかった」と反省し、すぐに気持ちを切り替えた。その後のホールは、「逃げずに攻めた」と言うように攻撃的なゴルフで4バーディ・1ボギーとスコアを伸ばし、2アンダーパーでのフィニッシュとなった。
千葉県野田市の紫カントリークラブ・すみれコースで開催された昨年の本選手権では、出遅れが響き、5位タイと悔しい思いをしただけに、今日の単独2位発進には、「上出来です」と庄司。第2ラウンドでは悲願の日本タイトルに向け、攻めのゴルフでスコアを伸ばし、弾みをつけたいところだ。奇しくも、単独首位を走る豊島は、同じ所属コースで目標とする選手の1人だ。
「豊島さんのプレーの粘り強さは定評があります。見習ってついていきたいですね」と上を見据えていた。明日に向け、「ボギーが出るのは仕方ないので、とにかく、いかに攻めていけるかが大事です」と自分自身に言い聞かせるように語り、コースを後にした。
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