2016年度(第21回)日本ミッドアマチュアゴルフ選手権競技は18日、山口県山口市の宇部72カントリークラブ万年池東コースで最終ラウンドをおこなった。
曇天の中でのスタートとなった最終ラウンド。最終組の3名が壮絶なデッドヒートを繰り広げる。通算3アンダーパーのトップタイでスタートした扇慶太朗(オーシャンパレス)は前半をイーブンパーで凌いで、首位をキープ。同じく首位タイの庄司由(東千葉)はスコアを1つ落とす。同組で4打差を追っていた地元山口県の中村尊史(徳山国際)がスコアを伸ばし、2打差の3位で後半に入る。中村が10、11番で連続バーディを奪いトップに並ぶとその後は、目まぐるしく順位が変わる混戦状態となった。抜け出したのは、庄司。本日の平均ストローク4.632と一番難易度が高い17番ホールで扇がダブルボギー、中村がボギーを打ち、パーであがった庄司が、残り1ホールで2打差をつけ、初優勝をぐっと引き寄せた。18番はボギーとしたものの、逃げ切った庄司は嬉しい日本タイトル初戴冠となった。
2打差の通算1アンダーパー、2位タイには、中村とこの日のベストスコア69をマークした谷本伊知郎(高松グランド)が入賞した。
なお、ディフェンディングチャンピオンの豊島豊(東千葉)はこの日、71とスコアを1つ伸ばし、通算2オーバーパーの5位でフィニッシュ。第2ラウンドのスコアが響き、連覇達成には惜しくも手が届かなかった。
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