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Championship Reports
競技報告
【日本は、2日目も苦戦で10位】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
悔しさをこらえる勝みなみと選手団
独走の韓国
松原由美
新垣比菜
「第38回クィーンシリキットカップアジア太平洋女子招待ゴルフ選手権」の第2ラウンドが28日、韓国のオラ カントリークラブ(パー72)で行われた。

雨の中スタートした第2ラウンド、途中で濃霧のため中断が入りリズムを掴むのが容易ではない状況のなか、日本チームは今日も苦戦をしいられた。
昨日、スコアを大きく崩した松原由美(大阪学院高校3年)が、調整中のスイングが安定しない中でもどうにか奮闘し72のイーブンパーを出した。勝みなみ(鹿児島高校3年)は、5m以内のバーディチャンスに11回つけるも、済州島の山岳地帯に作られているグリーンの傾斜と雨によるグリーンスピードの変化により多くのパットをショートし、スコアを伸ばす事ができず74の2オーバーパーとした。新垣比菜(興南高校3年)は、ドライバーが思うように打てない中、どうにかフェアウェイキープをしていくが、最終18番で昨日は左へOBしたティーショットを右にOB。痛恨の77で5オーバーパーとした。

日本チームは、301の13オーバーパーにて10位と停滞している。首位を独走するのは、開催国の韓国274にて14アンダーパー。2位のフィリピンに14ストローク差を着けている。3位には290の2オーバーパーにてニュージーランド。4位タイには291の3オーバーパーにてオーストラリアとチャイニーズタイペイが着けている。日本は昨年の4位以内と同様の順位に入るためには最低でも10ストロークをチームで伸ばす必要がある。

この予想もしなかった順位の中で迎える最終日。日本チームは、何を成果として得ることが出来るのか。ゴルフコース内で自分と向き合いコースを攻める過程の中で、それに気づき戦い続けることが出来るかが試される。

明日は、7時58分に新垣。8時7分に松原。8時16分に勝がスタートする。


選手コメント
【松原 由美 イーブンパー】
スイング自体は良くないし、昨日の怖さが残っていた。でも、その中でも良かったところは、18番のバーディ。悪いスイングや思い通りにいかない状況でも、ゲームプランをたてて、3打目で勝負出来るような戦略を立てて実行することが出来た。これは自分自身にとって大きな変化だと思う。明日は、自分の頭を良くつかって、調子が悪いから簡単にスコアを崩すのではなく、悪いからこそ課題を発見し克服していけるように成長したい。

【勝 みなみ +2】
最初はパーを重ねていても良いなと思っていたが、後半に入りバーディパットが決められなくて苛立ちに変わってしまった。でもラウンド後に、ジョーンズコーチと話して、18ホールの中で、10回5m以内のバーディチャンスにつけていることに気づかせてもらい、先週の事前合宿や練習ラウンドでの情報収集によって、今までの自分の戦略の立て方よりも、より明確にコースの攻め方がわかってきている。決められなかったパットは、雨のために遅くなったグリーンで少しタッチが弱かったせいだと思うので、明日は去年のネイバーズトロフィーでの7アンダーパー。もしくはそれを越えるようなスコアを出したい。

【新垣 比菜 +5】
ドライバーの方向が定まらないなかでも、フェアウェイの傾斜を使ってフェアウェイをキープすることが出来たと思う。グリーン回りでは、宮崎での事前合宿から使い始めた9番アイアンでのチッピングが今日のラウンドで試して実際に寄せることが出来た。ただ、パットの距離感が合わずにショートして、18番ドライバーでOBを打ってしまったのが悔しい。明日は、ティーショットのターゲットを明確にすることとパットで必ずカップを超えているようにして、アンダーパーを出したい。

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