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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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国際交流事業は(公財)ミズノスポーツ振興財団から助成を受けております。 |
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【バーディフィニッシュで溜飲を下げた松原がイーブンパーでチームに貢献】 |
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第1ラウンドは、まさかの10オーバーパーに呆然自失の松原由美(大阪学院大学高校3年)。この日は、途中降雨で競技が中断するなど集中力を保つのに難しいシチュエーションとなったが、ガース・ジョーンズヘッドコーチから学んでいるコースマネジメントを自分のものにしつつあるのか、ピンチをしのぐ粘り強いプレーを見せてくれた。
いきなりのボギー発進を喫した松原だが、3番で5メートルの下りスライスラインをねじ込むとその後はスコアカード通りのプレーで前半をイーブンパーで凌ぐ。10番で残り150ヤードの2打目を7番アイアンで狙い通り上り傾斜の2メートルのチャンスにつけてバーディ。14、15番と1メートル弱のパーパットを決めきれず連続ボギーを喫したものの、松原はマネジメントを忠実に守ることで集中力を切らさない。最終ホールではティーショットで3番ウッドを使って、値千金のバーディにつなげてホールアウトした。この日の松原は3バーディ・3ボギーのイーブンパー。厳しいコンディションの中でチームベストのスコアで貢献した。
プレーを終えた松原は、スコアには満足できないながらも、何か吹っ切れた表情を見せていた。「スウィングは、まだまだ納得できるものはないのですが、不調の中でもしっかりとゲームプランを立てて、3打目で勝負できるようなマネジメントをすることが出来ました。特に18番でのバーディは、それが結果にもつながったと思います。これまでの自分のプレーではなかったことで、これが出来たことは自分にとって大きな変化だった」のが、その表情の理由だと明かしてくれた。中学生時代から日本トップレベルの選手として活躍を続けている松原だが、ここ数年は身体の成長とスウィングがマッチせず、理想とする球を伝手ないジレンマに苦しい日々を過ごしてきた。スウィングを変えても、スコアに結びつかないストレスは、松原を苦悶させ、何時のころからか松原からゴルフの楽しさも奪い、袋小路に迷い込ませていた。
「もっと、頭を使って、調子が悪いからスコアを落とすのではなく、悪いからこそ課題を見つけて克服していけるように成長したい」そんな前向きな言葉に、松原の復活の第一歩を感じさせるこの日のプレーだった。
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