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Championship Reports
競技報告
【金谷は「自分はもっと出来るはず」と悔しさをかみ殺す】
第3日 競技報告:JGA 写真:Y. Watanabe
いまや日本チームのエースとして注目を集める金谷拓実(広島国際学院高校3年)。その重責を背負い、金谷はもがいている。最終ラウンドを前に、「1番に勝負をかける」と意気込んでいた金谷は、その言葉通り、見事な放物線を描いたティーショットはフェアウェイを捉える。

2打目はグリーン奥に外したものの、アプローチを寄せてバーディ発進を決めると、2番では残り120ヤードのセカンドショットをウェッジで50センチにつけて連続バーディ。鬼気迫るプレーでスタートダッシュを決めたかと思われたが、「バーディを獲れるホール」という3番(パー5)で78ヤードの3打目をミス。アプローチも寄せきれずパーに終わり、「もったいな
いミス。イージーなミスをしてしまった」と自ら流れを止めてしまう。

4番で4メートル、6番では2打目を50センチにつけてバーディを奪ったが、7番(パー3)で5番アイアンのティーショットでグリーンをとらえきれず、1.5メートルのパーパットを外してのボギーと爆発的なスコアを叩きだすことなく、前半を2アンダーパーで終えた。後半も11番で8メートルの下りフックラインを決めてバーディとしたが、16番で1メートルを決めきれずボギー。結局、5バーディ・3ボギーの70と3日間で一度も60台のスコアをマークすることが出来ずに、終戦となった。

「愛知CCは難しいコースですが、韓国の選手は良いプレーを見せていました。もっと自分の武器を磨かないといけない」と思うようなプレーが出来なかったもどかしさが募る。「周りの方から自分が期待されていることは、わかっています。でも、結果が残せていない。それが残念です。

注目を集めている中で結果を残すことで、プレッシャーを乗り越えたい。自分は、それが出来るはずですし、自分のことを信じています」自らに言い聞かせるように話した金谷。

結果を求められる厳しさを正面から受け止め、それに応えることが出来る選手に成長していくための茨の道を進む覚悟は出来ている。ネイバーズでは、期待に応えられなかったが、金谷がその覚悟を改めて持つことが出来た貴重な試合だった。

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