第1ラウンドから首位を走っていた竹内優騎(天神中学3年)だったが、ホールアウト後はスコアにかかわらず、ショットの不調に不安な表情を見せていた。
それでも、首位を守って最終ラウンドをスタートしていくのだから、竹内の地力は誰もが認めるところだろう。しかし、全国大会での最終ラウンドは、一抹の不安を抱いたままで勝ち切る事ができるほど甘いものではなかった。
3番でボギーが先行してしまい、久常に逆転を許すと、7番から連続ボギーで久常の影を踏むことはできなかった。後半は1ボギーにこらえたが、3日間で初めてのノーバーディに終わり、4つスコアを落として2位と惜敗に終わった。
「ドライバーは相変
わらず良くなくて…昨日よりパットも駄目でした。バーディチャンスは4ホールぐらいありましたが、全部外してしまった。ラインの読みがあっていなかった」と肩を落とす。
竹内はこの後、日本オープン最終予選にエントリー済み。「パットの練習をします」と惜しくも逃したタイトルに変えて、自らの課題を手にして臨むナショナルオープン出場を賭けた戦いに挑む竹内。「パットを全部決めて本選に出場したい」岐阜関CCで彼の姿を見られることを期待したい。
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