島野璃央(近畿大学4年)は、「大学4年で最後なので優勝を狙っていた。攻めるしかないと」5バーディ・1ボギーの4アンダーパー68で回った。「攻めるホールでしっかり攻めること」ができた。難しい4番では、180ヤードの第2打を6番アイアンで打ち、1メートルにつけてバーディを奪う「ラッキー」もあった。「いい感じでトラブルもなくイケた」と無難なスタートを切れた。
この日は一緒に回った野呂涼が5アンダーパー67、坂本隆一が3アンダーパー69、吉田歩生が2アンダーパー70と4人全員がアンダーパーで回った。この日プレーした25組のうち4人全員がアンダーパーをマークしたのはこの組だけだった。「みんなアンダ
ーで回っていて、回りやすかった」とプレーのリズムが良かったことも好スコアが出たことの要因のようだ。
島野は日本アマチュアゴルフ選手権には2015年から3年連続出場を果たしており、マッチプレーだった2015年はベスト32まで進み、ストロークプレーになった2016年からは22位タイ(2016)、29位タイ(2017)という成績を残している。また、日本学生には昨年に続き2年連続2回目の出場だが、昨年はカットの憂き目にあっている。
コースはラフが深いもののグリーンが柔らかくボールが止まりやすいせいか、この日はアンダーパーで回った選手が33人と好スコアが続出した。スコアをいかに伸ばしていけるかがキーポイントになりそうだ。島野が大学最後のチャンスをつかむことができるか、注目していきたい。
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