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競技報告
【12番のロングパットで波に乗った野呂涼が1打差2位につける】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
本選手権初出場の野呂涼(東北福祉大学2年)は、「スタート前は、少し緊張していました」と初々しさを感じさせながら10版ホールをティーオフ。しかし、そんな初心な姿は11番で消える。このホール右ラフから残り160ヤードのセカンドショットを8番アイアンで5メートルにつけると、スライスラインを読み切って初バーディを奪う。続く12番では120ヤードをウェッジでピンを狙うが、「15メートルぐらい」縦の距離感がズレてピンをショートしてしまう。それでも、このパットを決めて連続バーディとした野呂は、「波に乗れた」と15番でも70ヤードをウェッジで1.5メートルにつけて3つ目のバーディを奪取。16、17番もバーディ
チャンスを演出するが、これを決めきれず前半を3アンダーパーで終える。

「チャンスは逃しましたが、気落ちすることはなかった」と振り返る野呂だが、1番(パー5)で90ヤードの3打目を「52度のウェッジでラインを出して…イメージ通りの球筋だった」と手応えを感じつつ球の行方を追っていたが、これがまさかのグリーン奥のバンカーに打ち込んでしまい、ボールは目玉の状態に。この思わぬミスからボギーを叩いてしまい、続く2番もティーショットを右の林に打ち込むピンチ。それでも、リカバリーショットでグリーン奥に運んだ野呂は、アプローチを寄せてパーで切り抜けてみせた。この難局を乗り切った野呂は、6番(パー3)を迎える。7番アイアンではなったティーショットは、「スウィングもリズムもイメージ通りで気持ちよく振り抜けた」と確かな手応えを残して、ピンを刺した。50センチにつけるスーパーショットで再び流れを掴んだ野呂は、7番で4メートル、8番も2メートルのパットを沈めて3連続バーディ。結局、6バーディ・1ボギーの67でホールアウトして首位の岩渕とは1打差の2位と好スタートに満足げな笑みを浮かべた。

「四日市CCは、距離もしっかりあって、得意クラブのロングアイアンを使う機会が多い。パー5の2打目だったり、長い距離のパー3だったり。パー4でもレイアップするのにロングアイアンを使うので、自分には向いていると感じている」とコースとの相性も良い。「ショットは本当に良い感じで来ているので、明日もスコアを伸ばせると思う」。全国大会では未勝利の野呂だが、好印象のコースで初タイトル奪取がなるか。その第一歩は踏み出している。


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