酒匂雅崇(東海大九州4年)は、この日7バーディ・1ボギーの6アンダーパー66をマークし、通算9アンダーパーとして2位に浮上した。10番からスタートし、11番で3メートル、12番では8メートルのバーディパットを沈め、この「長いバーディパットが入ったおかげで勢いがついた」と14,17番でバーディ、ハーフターンして1、5、9番でもバーディを奪った。ボギーは4番だけだった。「何もかもうまくいった。無理しないで自分の攻め方でコースマネージメントができて、いいスコアにつながった」。
初日からドライバーの調子が良くなく、もともとフェードが持ち球の彼だが、曲がり具合が強くなっていた。そこで前日ホールアウト後の練習でアドレスを調整し、ストレートに近い球筋に修正できたことも、この日の好プレーにつながった。
36ホールを終わって首位とは2打差。「優勝は狙っている」彼にとっては好位置だ。本選手権では2015年22位タイ、2016年26位タイという成績に終わっており、このチャンスは逃せない。グリーンが柔らかく、各選手とも好スコアをマークしているだけに、優勝スコアがどこまで伸びるか予想がつかない。「行けるところまで伸ばしたい」という彼の攻めの姿勢がそのラインを決めるかもしれない。
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