関将太(東北福祉大学2年)は、7バーディ・ノーボギーの7アンダーパー65をマークして、通算12アンダーパーの首位と1打差の3位タイに浮上した。1番(パー5)から第3打を30センチにつけ、バーディ発進。6番7メートル、8番2メートル、9番2メートルのバーディパットを沈め、前半は4アンダーパー32で回った。後半も「ゾーンに入っていた」と11番1.5メートル、14番2メートル、16番1.5メートルとバーディパットを決めた。7アンダーパーとして、18番ホールを迎えた。コースレコードは前日に蛭田玲於がマークした65とわかっていたので、更新しようとバーディを狙いに行った。第2打をピン手前1.5メートルにつける絶好のバーディチャンス。しかし、このパットを強く打てず、ボールは無情にもカップの手前で切れてしまう。自分の弱い心が出てしまったところに「悔しい」と浮かれたところはない。
関は第1ラウンドをパープレーの72で回った。「トップは3アンダーパーくらい」と思っていただけに、好スコアが続出した状況に「あせって」第2ラウンドはマイペースながらも67をマークして、カットの危機だった34位から12位タイに上がってきた。そして、この日の65につなげたわけだ。「イメージ通りの球が打てて」おり、グリーンを狙うのも7番アイアンから短いクラブで打てるので「ピンの根元に落として止める」ことができた。これがバーディを量産できた要因だ。
最終ラウンドは最終組で回る。優勝争いは「明日も伸ばしあいになると思う」と予想する。最終18番では「ガッツポーズできたらいい」と優勝を狙う。この日は18番グリーンのパットを悔やんだが、明日は悔いのないプレーをしたいところだ。
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