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競技報告
【21年ぶりの大学1年生チャンピオンとなった清水大成】
第4日 競技報告:JGA 写真:JGA
清水大成(日本大学1年)は、1番のティーショットを右に大きく曲げ、2打目は横に出すだけ。フェアウェイに出すつもりがボールは飛びすぎて、左のラフへ。残り180ヤードの第3打は9番アイアンで打ったが、これまたグリーンオーバーして奥へ。清水は前日も1番ホールで第3打をグリーンオーバーさせて、OBを打ちダブルボギーとしているだけに、嫌なムードが漂ってきた。しかし、20ヤードのアプローチを2.5メートルに寄せ、このパーパットをねじ込んだ。「パーを獲れたことが大きかった。流れを悪くさせなかった」と前日の二の舞を避けた。続く2番で5メートルのバーディパットを決め、1番でバーディを獲っていた櫛山勝弘と並んだ。
そして、5番ホールでもバーディ、櫛山がボギーを叩いて、ここで一気に2打差に開いた。さらに9番でもバーディを奪い、前半は3アンダーパー33で回り、通算16アンダーパーに伸ばし、2位に3打差をつけた。

このまま清水が逃げ切るか、と追われたが、簡単には終わらない。彼に試練が襲い掛かる。12,13番と連続ボギーを叩き、その時点で2位の櫛山とは2打差に縮まった。優勝の2文字もちらつきだし、ここが彼にとって一番苦しい時期だった。14番(パー5)のティーショットは「パー5だったので、思い切り振っていった」と気持ちを切り替えた。このホールでバーディを奪い、続く15番でもバーディを奪って、同じホールを連続バーディで追いすがる櫛山に主導権を渡さない。逆に16番で櫛山がボギーを叩き、3打差とする。17番(パー5)で清水は、残り75ヤードのアプローチを2.5メートルにつけ、これを沈めバーディとして優勝を決定づけた。

これで昨年優勝の阿久津未来也に続いて、2年連続日本大学勢の優勝となった。優勝には「昨日と同じくらいのスコア」である67が必要と考え、この日は6バーディ・2ボギーの4アンダーパー68で回り、ほぼ目標を達成した。日本学生に大学1年生が優勝したのは、1996年の波当根弓彦以来21年ぶりの快挙だ。この優勝で清水は日本オープン最終予選の出場権と、アジアパシフィックオープンダイヤモンドカップゴルフ(9/21~24 千葉・カレドニアンGC)の出場権を獲得した。この優勝を機に、秋の活躍も期待したい。

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