この日の早朝、6時45分からプレーが再開した第1ラウンドの残りホールを消化して、その後、第2ラウンドに臨んだ有村智恵。結果、第1ラウンドが、71。そして第2ラウンドが、67。通算6アンダーパーで、暫定5位タイにつけた。ホールアウトして囲み取材を始めると、ちょっと悔しそうな表情だった。「やっぱりファーストラウンドで(スコアを)伸ばせなかったので、それがちょっと……。昨日の雨から好天になって、本来、今朝の残りホールでもう少しバーディを獲りたかったです。ですから、第2ラウンドは、最低限、ここまではアンダーパーで回らないと、上位に食い込めないというギリギリのラインだと思います」という有村の言葉には、必
死さを感じた。
「例年の女子オープンとは、かけ離れたコースセッティグだと思います。それまでは、なんとか耐えて耐えてボギーを叩かないで、というイメージでしたけど、今年は、バーディをとれるだけとっていかないと置いて行かれそうですからね。そういうプレッシャーは、あります。いつもは、パーを獲らないといけない、ボギーのプレッシャーがありますけどね。そこがいちばん難しいところです」。
ただ、有村のゴルフの調子は、上向きである。上向きだからこそ、前へ前へ、バーディへ、という気持ちが強いのだろう。「確かに、ピンを攻めれるだけの調子がいいと思います。ショットもいい感じですし、パッティングも、下りのラインに自信がついていますしね。まあ、3日目、4日目は、ホールロケーションがもっと振られるだろうし、グリーンコンディションにもよるけれど、しっかりと対応していきたいと思います」と語った。
有村のイメージは、残り2ラウンドも、バーディ合戦が続くだろうと感じている。だから「伸ばし合いに負けないようについていきます」という言葉で締めくくった。
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