第1ラウンドが悪天候でサスペンデッドとなり、60人の選手たちが、早朝6時45分からプレーを再開した。その余波で、この日も17組51名の選手たちが、17時17分、日没サスペンデッドが決定し、明日の6時45分にプレー再開予定となった。その中に、現在、暫定首位タイにいる申ジエがいる、彼女は、3ホールを残した。
「昨日よりもホールロケーションが難しかったですけど、ショットの感覚がすごく良くて、いいプレーができています。ちょうど16番のティーショットを打つ前に、サイレンが鳴りました」と言う。前半は、3バーディ・1ボギー。そして10、15番とバーディを奪ったところで第2ラウンドのプレーが中止となった
のである。「まあ。変則スケジュールは、米女子ツアーでもよくありましたけど、毎回大変ですよ(笑)。でも、私は4日間大会が好きですし、残り2日間、コースセッティングもきっと、いつものように難しくなると思うので、いままでのスコアとショットの調子をキープできるように頑張ります」と、優勝に向かって、自分のレールを生み出しているようだった。
そして、現在通算6アンダーパーで暫定5位タイの松森彩夏は4番で、ボギー。6、8番でバーディをとり35でターンして、12番のティーショットを打つ前にサイレンを聞いた。「前半は、ティーショットが左に曲がってセミラフが多かったけれど、6番も8番も、4メートルぐらいのバーディパットが入ってくれたので、そこは良かったです。もうちょっとティーショットが気持ちよく振れていれば……。明日は、そこを修正して気をつけていきたいと思います」と、むしろ残り7ホールを修正して新たな気持ちで戦えるとプラス思考に考えているようだった。
アマチュアの平岡瑠依は、第1ラウンドで67をマークして第2ラウンドに挑んだ。この日、10番からのスタートで、前半は、なかなかバーディが獲れずに、15番でボギーを叩いて37で折り返そうとしていた。そこでサスペンデッドのサイレンが鳴ったのである。「ちょうど18番を終えたところで中断しました。ショットが悪くてチャンスがつくれなく難しいところばかりにボールが言ってしまい苦しいラウンドでした。明日、ハーフ(残り9ホールの消化)なので、切り替えていけるようにしたいと思います。ある意味、調子が悪かったので、ハーフで終わってよかったなと思います。(両親からは)調子に乗らずに頑張れ、と言われました」畑岡に続くアマチュア優勝となるか。勝負のラウンドが続く。
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