10番ホールからスタートして4バーディ・2ボギーで後半に折り返した宋永漢は、そこから5バーディ・ノーボギーとスコアを伸ばし、トップタイでのホールアウトとなった。宋には、練習ラウンドで把握したコース攻略法があった。
「このコースは、距離の長いパー4と短いパー4ホールが巧みに入り組んでいる。そこで、長いホールは無理をせずにパーを基準にしていく。短いホールでは、積極的にバーディを狙う。そして、パー5ホールでも取りこぼしをしないようにバーディを奪うこと。そうすれば、4アンダーパーのラウンドを計算できる」。
さて、第1ラウンドは、自身が想定したスコアを大きく上回った。前半の2ボギーは通常パー5に
設定されている504ヤードと距離の長いパー4と237ヤードの18番(パー3)だった。2ボギーは、想定内であった。後半の距離の長いパー4は、すべてパーでしのぎ、距離の短いホールは、ことごとくバーディに仕留めた。
「パーを基準にしているホールでボギーになるのは、ある程度仕方がないこと。予定以上だったのはバーディがたくさん獲れたこと。これは、自分の中では貯金と思えるから、第2ラウンドへの余裕が生まれる。油断しないように、また4アンダーパーを目標にプレーしていきたい」。
上場の滑り出しで、宋は、この先、どれほどのスコアをマークしていくのであろうか。
|