昨年大会は、池田勇太と最後まで優勝争いし、1打差の2位で獲得したローアマチュアのタイトル。今大会は、アジア・パシフィックアマチュア選手権の優勝を引っ提げての凱旋出場で、さらに期待が寄せられていた。しかし、疲れが残っていたことで、思うようなゴルフはさせてもらえなかった。
「フェアウェイのいいところから打ってボギーにしてしまったり、乗せても3パットをしたり…と、課題ばかりが増えた試合になってしまいました。(2年連続で)ローアマチュアを獲れたのはうれしいですけど、もうちょっとできたのかな…という気持ちが半々です。最終ラウンドは、攻めていって、(通算)7アンダーパーまで伸ばせれば、何かが起きるかな、
と考えていたのですが、とても、そんな内容ではなかったですね。4日間戦えたということが、収穫かもしれません」。
金谷の夢は、プロになって、すぐに海外でプレーすることだという。「大学卒業までは、そのための準備期間だと思っています。トレーニング、ショット練習だけではなく、英会話もマスターするべく取り組んでいきたい。テニスの錦織さんのインタビューをユーチューブなんかで観て、外国人記者は、どんな質問をしてくるのだろうとか、しっかり頭の中に入れるようにしています。プロ競技の前に、
全米アマはじめ海外でのアマチュア競技に積極的に出場し、自分と同年代の選手たちと戦って優勝できたらうれしいですね」。
現在、東北福祉大学の2年生。在学中に、日本オープンにはあと2度の出場機会がある。過去の最多ローアマチュアは阪田哲男の4回。金谷には、この記録の更新も残されている。
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