昨年優勝の吉沢己咲が4バーディ・1ボギーの3アンダーパー68をマークし、通算1アンダーパーで優勝した。8番ホールで第2打を52度のウェッジで10センチにつけてバーディ、さらに14番1メートル、17番1メートルにつけて、バーディを奪った。
290ヤードと距離の短い18番では3番ウッドで打ったティーショットをグリーンオーバー、そこからロブショットで50センチにつけてバーディで最後を締めくくった。2位に3打差をつけての完勝だった。
本部門では、4人目の大会連覇となった。あまり感情を表に出さない彼にとっては、珍しく「うれしい」と言葉を絞り出した。目標を定めないタイプなので、この日も優勝とか
を意識せず、スコアを「少しでも縮めればいい」と考えてプレーしていた。前半を終えたところで3組前をプレーする清水蔵之介が前半を3アンダーパーで回ったという情報が入ったが、「気にせず自分のプレーをしよう」と集中した。その結果が優勝につながった。
来年は高校に進学し「日本アマ」や本選手権男子15歳~17歳の部での優勝も期待されるが、「目標を決めないので」と見事にはぐらかされた。まだまだ伸び代のある選手なので、さらなる飛躍が期待される。
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