4番(198ヤード)で、6番アイアンで打ったティーショットは、「ベタピンについたかな」と手ごたえがあった。すると、ボールは見事にカップに吸い込まれた。清水蔵之介にとって生涯6回目のホールインワンだった。試合では初めてだった。
首位と6打差からのスタート。それでも優勝をあきらめなかった。ホールインワンで勢いに乗ると、8番ホールでもバーディを奪い、前半を3アンダーパーでターン。「ホールインワンで流れが良くなって、ボギーを打たなかった」とスコアを崩す選手が多い中、スコアを伸ばすことができたのは大きかった。ただし、後半に入ると「バーディチャンスでパットが入らなかった」。
やっと1オンチャレ
ンジが可能な、距離の短いパー4の18番ホールでバーディを奪い、この日のベストスコア4アンダーパー67をマークした。清水は通算2オーバーパーでホールアウトし、後続を待った。プレーオフの可能性もあり、「パット練習をして待ちます」と言っていたが、結局優勝した吉沢己咲に3打及ばす、2位に終わった。
まだ中学2年生の彼にとっては、来年もチャンスはある。昨年の本選手権では18位タイだったので、今年は大きく順位をジャンプアップすることができた。来年こそ優勝をつかむべく、験算を積んで行ってほしい。
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