宮本清が15番ホール(パー3)でホールインワンを達成した。ティーイングエリアからはグリーン面が見えないため、打った瞬間は入ったかどうか、わからなかった。実は前日もボールがホールをかすめる、あわやホールインワンかというショットを披露していた。グリーンに上がってみると、自分のボールがない。ホールの中をのぞくと入っていた。
ホールインワンは生涯3回目。だが驚くのはアルバトロスを2回も達成していることだ。本人は「ラッキーでした」というが、運だけではなさそうだ。この日は、このホールインワンもあり、1オーバーパー71で回り、通算8オーバーパーの10位タイに浮上してきた。2015年には本選手権で2位タイに入っている実績もある。
「もう齢なのでドライバーは220~230ヤードくらいしか飛ばない。1番からの9ホールはまだセカンドショットをアイアンで打てるが、後半は長い距離が残る。グリーンがアイアンショットでないと止まらないので、グリーンをとらえるのが厳しい。1番からスコアを稼いで、10番以降は耐える。15番から18番の4ホールが特に難しいので、14番のパー5でバーディを獲って、上がり4ホールで1オーバーか2オーバーでいければ」とコース戦略を練る。
混戦となった本選手権。だれが勝ってもおかしくない展開で、運だけではない、実力もある選手がトロフィーを手にするかもしれない。
|