首位と3打差の2位でスタートした木村利治が1バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの3オーバーパー73にまとめ、通算4オーバーパーで前日首位の亀井隆をとらえてトップに並んだ。
この日は10番ホールからのスタートだった。14番のパー5で、サンドウェッジで打った第3打をトップさせてしまい、まさかのOBに。結局バーディが欲しいこのホールでダブルボギーとつまずいてしまった。「恥ずかしい。せめてパーで行きたかった」とホールアウト後に笑う。さらに16番でボギーと苦しい展開が続く。ハーフターンして後半に回ってからはパーを続けていたが、8番ホールで第2打を右のバンカーに入れてしまい、再びボギーとしてしまった。
このまま悪い流れのままに一日が終わりそうだったが、神様は見捨てなかった。9番ホールで第2打はグリーンに乗っただけ。カップまでは「15メートルはあった」が、なんとこのバーディパットが見事に入った。「超ラッキーでした」と喜んだ。
ホールアウト時点では後続組のスコア状況はわからず、「どうせ亀井がトップでしょ。でも最終組で一緒に回れたらいいなぁ」と言っていた。図らずも第3ラウンドは木村、亀井が同組で回ることになった。実は普段から練習ラウンドも一緒にするなど仲のいい2人なのだ。宿泊しているホテルも同じ。今晩はさぞ夕食の話が弾むことでしょう。でも優勝争いは別。「目標はいつも立てないんです。1打1打に集中して、鳴尾ゴルフ倶楽部を」何とか攻略して栄冠を手にしたいところだ。
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