首位タイでスタートした木村利治だったが、優勝には一歩手が届かなかった。いつも一緒に練習ラウンドをこなし、行動を共にする親友の亀井隆と並んでのスタート。しかし、昨年優勝の亀井も珍しくスコアを崩し、木村も前半3ボギーとお互いにリズムがつかめなかった。
こうなると「パットが入らなかったり、ライが悪かったり、悪い方、悪い方へ行く」。後半に入っても2ボギーでバーディを奪うことができない。それでも他の選手もスコアを崩していて、通算9オーバーパーで最終ホールを迎えた。この時点で首位と1打差。パーならチャンスが残る。しかし、第2打でグリーン「右に外していけないといわれていたのに、右に外してしまった」とボ
ギーでホールアウト。優勝の舘もボギーフィニッシュだったが、1打差を詰めきれず優勝を逃した。
鳴尾ゴルフ倶楽部に「頭を使って…体力的には大丈夫なのに、トータル的には疲れた」と3日間のプレーを終えた。「また、来年ですね」とこの経験を糧に、ぜひ土佐でふたたび頂点を狙ってほしい。
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