3アンダーパーでスタートした杉浦悠太は、この日も69。通算6アンダーパーで第2ラウンドを終えた。「目標は、1日3アンダーパーとしていたんです。ですから2日間は、それが達成できているので満足しています。」と話してくれた。前半は2バーディ・1ボギーの35。後半は3バーディ・1ボギーの34。首位と3打差である。
「ボギーを打たないゴルフが目標で、安全なゴルフを心がけていれば、パーを拾え、それがバーディにつながるのだと思っています。最近は、そういうゴルフができるようになってきました。でも、今日は、アイアンで行ってはいけないところにチョコチョコと行っていましたけど、とりあえず2日間の目標は達成でき
たので満足していますね」
5番(パー5)は3打目のアプローチをタップインの距離に寄せてバーディ。6番(パー3)ではピン左3.5メートルを入れてバーディ。8番は、ピン横7メートルを3パット。11番は、2オン・2パット。12番は、スタンスがバンカーの中という状態から寄らず入らずのボギー。15番は、10メートルを入れてのバーディ。「このバーディは、貴重でした」と言った。
安全なゴルフ。ボギーを打たないゴルフと一口で言ってしまうと、やや消極的なゴルフに聞こえてしまいがちだが、実は、パーを基準に組み立てることによって、バーディにつながるという発想である。はじめから無謀にもバーディを獲りに行くゴルフは、リスクが多すぎる。パーがあって、バーディにつながるというゴルフは、安全性も高く、チャンスも多くなる。そういうゴルフがしたいということなのだ。
愛知県出身で、現在日本大学の2年生。合宿所では、首位に立っている出利葉太一郎と同部屋である。2018年日本ジュニア男子15歳~17歳の部優勝。2019年の中部ジュニアに優勝するなどの実績がある。日本大学ゴルフ部は、部員たちが切磋琢磨するけれど、仲間意識を高く、和気あいあいの雰囲気がある。きっと、出利葉選手とも謳歌しているのだろう。
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