2022年度(第75回)日本学生ゴルフ選手権競技は、明日23日(火)千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブ(7,047ヤード パー71)にて97人の選手が出場して行われる。コースはマイケル・ポーレット氏によって設計され、池やクリーク、バンカーが巧みに配置され、アンジュレーションのある大きなグリーンが特徴である。美しいコースだが、プレーする側には、コースマネージメントとショットの正確性が求められる。これまでに日本プロゴルフ選手権(2000年)やアジアパシフィックオープンダイヤモンドカップ(2017年)、JLPGAツアーの「Takara WORLD INVITATIONAL」(1994~1999年)な
ど数々のツアー競技を開催しており、今年は全米オープン最終予選の会場にもなっている。日本学生は1995年以来27年ぶり2度目の開催となる。
大会には、今年の日本アマチュアゴルフ選手権に優勝した岡田晃平(東北福祉大3年)、来週、岡田と共に世界アマチュアチームゴルフ選手権(8/31~9/3フランス)に日本代表として出場する蝉川泰果(東北福祉大4年)、日本アマ2位の古川龍之介(日本大4年)、昨年の本選手権3位タイだった鈴木晃祐(東北福祉大4年)、杉浦悠太(日本大3年)、唐下明徒(東北福祉大2年)ら実力者が出場して「大学生ゴルファー日本一」の座を競う。
大学4年最後の本選手権を迎える蝉川は、「最後なので気合いが十分入っている状態で迎えれている。久しぶりのベント芝で回って、グリーンがポテトチップ型でアンジュレーションもある。ティーショット、セカンドショット、パッティングも大事。どのクラブでも」精度が求められるという。「このタイトルは松山(英樹)さんも獲っているので、僕自身も獲りたいタイトルの一つなので、最後の最後でとれたらいい。優勝したい。優勝(スコア)は2桁(アンダーパー)はいくと思う。(優勝の)自信は…やってみないとわからないんですけど、あります」と力強く言葉を結んだ。
今年の日本アマに優勝した岡田は、「ティーショットが良ければスコアは作れるかな。得意なコースじゃないですけど、グリーンもアップダウンあるし、フェアウェイにうねっていて難しい」という。日本アマに「勝って得たものも多かったし、良かった。いろいろな試合の資格を得たり、出場のお話をいただいたり、今までなかったことが回ってきたので、うれしかったです。率直に」と環境の変化も楽しんでいるようだ。まずは初日、2日は「手堅くアンダーパーで回って、3日目、4日目にがーんと」スコアを伸していきたいという。
蝉川と岡田の2人は、来週世界アマに向け、今週土曜日に飛び立つ。岡田は「海外のコースはタフだと思うので,こっちでアンダーパーを出しておいて、向こうでも出せるようにしたい」といい結果を残して、旅立ちたい。
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