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2番ホールで林に入れるもバーディを奪い流れを掴んだ |
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「今日は“出来すぎ”ですね(笑)。昨日練習ラウンドでまわってみて、パターの感じが良かったんです。だから、パターが決まれば良いスコアが出せるかなって思っていました」。この日7アンダーで首位に立ったのは宇喜多飛翔(大阪学院大3年)だった。
ターニングポイントとなったのは2番ホールのパー5(570ヤード)。ティーショットはドライバーを使って、左の林へ痛恨のミスショットし、セカンドショットは出すだけのショットを余儀なくされる。だが、そこから残り210ヤードのサードショットを8番アイアンで寄せてバーディを奪取したのだ。
「バーディが欲しいホールなのに、ドライバーでひっかけてしまって。でも、そ
こからバーディが取れたことが大きいかったです」と話した。
続く3番ホールもバーディ、6番と7番でも2連続バーディ、そして9番もバーディで前半は5バーディで折り返した。
インに入ると、11番と16番ホールでボギーとしスコアを落としたものの、その勢いは止まらならい。後半も4バーディ2ボギーで33。この日トータル64の好スタートを切った。
「今考えれば、11番はなんともないアプローチが寄らず、パターも入らず……で、パーが取れるとこ取れなかった感じでしたし、16番についてはティーショット(ワンオンを狙って)欲張ってドライバーを使ったらひっかけてしまってそこからの3パット。こちらもパーをキープできたのに、惜しいことをしました。もう2、3はスコア良かったかもしれませんね」と少し不満げに話したが、その表情から自信が感じられた。
今シーズンは、“気合を入れてよう!”と昨年以上に練習量を増やしたという。先週、男子ツアー「セガサミーカップ」に挑戦し、残念ながら予選落ちとなったがゴルフの内容自体は悪くなかった。その練習量に結果も伴ってきた。そしてこの初日の好スコアにも現れているのだ。
「初日良い位置でスタートできたので、残りの3日間もこの調子を持続したいですね。周りのスコアを気にせず、自分のゴルフをしたいです。そして、昨年優勝した平田先輩に続きたいです!」と最後は笑顔で語ってくれた。
好スタートを切った宇喜多がこの好調の波に乗って、2019年砂川公佑、2021年平田憲聖に続き、3大会連続で大阪学院大学からの覇者となるのか注目したい。
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