宇喜多飛翔(大阪学院大3年)の勢いが止まらない。前日の64に続いて、この日は63をマークした。通算15アンダーパーとして2位に5打差をつけている。「昨日から、ショットが良かったので、今日もそれに引き続き、グリーンを外したのは 1 回だけでした。ずっとバーディーパットを打ってるという感じで、あとは入るか入らないかという感じでした。ショットが良くて、パターも入れたい所ではしっかり入ってくれたので、良かったです」と好調を維持している。ここまでスコアが伸びるには、当然「心技体」の3つもバランス良く、いい状態にあるのは間違いない。本人も「そうですね。慌てることなく出来てるなと思います。しっかりマネジメン
トをして、できているなという感じです」と認める。
この日は競技が一時中断になるほど、強い雨が降った。おかげでグリーンは止まりやすくなり「ラフからフライヤーとかしても結構止まるので、逆に言えば勇気を出して突っ込んで、それが良いようにハマったというか、しっかりピンにも絡めることが出来たなと思います」と攻めていった結果が「63」に結実した。
「64,63とくれば、明日は62?」と話を向けると、さすがに「いやいや」と笑顔で否定する。ここまで来れば、当然優勝も意識してくる。しかし「初日、2 日目にしっかり良いスコアを出せたので、残り 2 日も、ミスしても慌てることなく淡々とゴルフをしていきたいと思います」と、まずは自分のゴルフに徹する。
本競技は、ここのところ砂川公佑(2019年)、平田憲聖(2021年)と大阪学院大学が連勝している(2020年は新型コロナウイルス感染予防のため、中止)。宇喜多が先輩たちに続いて大阪学院大学3連勝となるか。明日の第3ラウンドが、まずは鍵になる。
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