8月31日(水)~9月3日(土)にわたって開催される「アイゼンハワートロフィー世界アマチュアゴルフチーム選手権」。男子チームのメンバーである蝉川泰果(東北福祉大4年)と岡田晃平(同3年)はタイトなスケジュールながら、この「日本学生」の舞台に参戦した。
蝉川にとってはこれが日本学生の制する最後のチャンスとなったわけだが、結果は振るわなかった。蝉川は「今大会、優勝したかったですが、3日目でスコアを崩してしまったのが悔やまれますね。初日の朝、3W(スプーン)が割れてしまうアクシデントもありましたし。最終日に、ようやくスコアを伸ばせていいリズムでプレーしていたので、中止は残念です」と話した。
一方、岡田は「3日目からようやくスコアが伸ばせて、最終日も難しいアウトコースをアンダーで回れて、ここから伸ばすぞっていう流れに乗っていたので悔しいですね」と答えた。今年の日本アマに続く日本タイトルの奪取とはいかなかった。
ナショナルチームとして国際競技に出場するのは2人とも今回が初。
蝉川は6月の「世界大学ゴルフ選手権」の代表として男子チームの優勝に貢献。岡田は高校3年生の時「APGCジュニア選手権」の代表と、国際競技の経験はある。
フランスのコースでのプレーは二人とも初めてだという。
「中島啓太くん(日本体育大4年)と自分、岡田と良いチームだと思います。自分が良いプレーをすれば優勝できると思います」と語った。
岡田は「アジア圏以外でプレーするのは初めてですが、とても楽しみにしています。啓太くん、蝉川さんと一緒のチームということも今後につながる良い経験になると思います」と話した。
今大会、トップ10に入った“名門”東北福祉大勢は5位Tの鈴木晃祐(4年)が唯一。少し物足りなかった感がある。だが、二人とも調子は上向きのようだ。迎えるフランス大会では、1998年大会の星野英正、2000年大会の宮里優作、2008年、2012年大会の松山英樹、2016年、2018年大会の金谷拓実に続く、東北福祉勢二人の活躍を期待している。
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