4オーバーパーの首位タイからスタートした宮辰夫。この日はノーバーディ・6ボギーの76。通算10オーバーパーの2位タイに終わった。
厳しいコンディションの中でプレーした第1ラウンドを振り返り、「もしからしたら、バンカーに入れたほうが(グリーン周りは)やさしいかも」と話していた通り、この日はわざとバンカーを狙って、パーセーブしたシーンがいくつもあった。同組でラウンドした亀井隆からは「今日は宮選手のバンカーショーだったよ」と言わしめるほどだ。
「今日はショットの調子が落ちてきたので、あまり良くなかったですね。アイアンが悪いって言うのもあってバンカーをわざと狙ったんだけど、ほとんど寄りましたよ
。ショットを曲げて林に入れた時なんかも、わざと低い球でバンカーに入れたりしてね」
距離が長く、グリーンは奥からの傾斜が難しい。加えて砲台グリーンという宝塚ゴルフ倶楽部・旧コースに苦しめられた第1ラウンド。もう少し早く(バンカーにわざと入れる)攻略法に気づいていれば、優勝に手が届いたのかもしれない。
それでも、今回の内容ではこの成績が精一杯という宮。後輩でもある室野歩の優勝を心から祝福していた。
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