首位に立った大嶋港とともに、ナショナルチームのユニフォームで本選手権に挑んでいるのは、今年連覇の期待がかかる松井琳空海(四国学大香川西高校2年)と、昨年3位の本大志(目黒日本大学高校3年)の2人だ。
練習ラウンド終了後、「大嶋港選手だけには負けたくない」と話していた松井だったが、今日の大嶋のプレーに「さすがだなと思います。本当に尊敬します。でもまだ2日間あるので、追いつけると思って頑張ります」と話す。
「今日は調子の波をコントロールすることができず、自分の持ち味を出せずに終わってしまった…」と振り返った。最終18番ホールでは、無理な攻め方で左サイドにボールを曲げ、隣のホールへ。焦ってし
まって結果はこの日2つ目のダブルボギー。松井は2バーディ・1ボギー・2ダブルボギーの3オーバーパー74でホールアウトした。
「本当に悔しい気持ちでいっぱいです。コースは距離があり、自分では得意だなと思っていましたが、なかなかうまくコースマネージメントできませんでした。明日は上位に近づけるように一打一打に集中したい」と締め括った。
一方、ナショナルチーム入り後は本選手権初出場となる本。
ショットは悪くなかったが、「8番ホールの第2打、残り270ヤードくらいを3番ウッドで放ったショットが、本人曰く〝絶対に入れてはいけない”グリーンサイドのバンカーに入ってしまった。「このホールをボギーにしてしまって…そういうマネージメントがのせいで今日はスコアを伸ばせなかった」と嘆く。この日、本は2ボギーの2オーバーパー73。「残り90ヤードぐらいのアプローチショットを全くバーディチャンスにつけることができなかった」という言葉通りのスコアとなった。
「本当にショットの内容はとても良いので、今日できなかったマネジメントを改善して、欲張らないで1ショット1ショット、平常心を持ってプレーしたい」と明日への意気込みを語った。
同じナショナルチームとして、良きライバルとして、このまま大嶋の独走を許してはおけないはずだ。
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