第1ラウンドに64というハイスコアで首位に立った大嶋港(関西高校 3年)は、この日2バーディ・1ダブルボギーのイーブンパー71とし、通算7アンダーパーでホールアウト。
「いやぁ、勿体ないプレーが多かったですね。チャンスにつけたホールは多かったのに、なかなか決めきれず2つしかバーディが取れなかった。昨日と比べて風がない分、難易度も優しいはずなのに。ノーボギーで回れたことは良かったけれど……フラストレーションが溜まるゴルフでした」と2日目のプレーを振り返った。
今日は10番ホールスタートの大嶋。前半1バーディでターンすると、後半出だしの1番ホール(パー4)は「ティーショットが左のラフへ
。セカンドショットはジャッジミスでグリーンをオーバーして、しかも(ラフの芝の)根元で止まってしまって…」と痛恨のダブルボギー。しかし、次の2番ホールでしっかりとバーディを取り返し、悪い流れを断ち切った。ここに今の大嶋の強さがある。
前年にナショナルチーム入りし、連覇の期待がかかっていた昨年度大会の第1ラウンド、ナショナルチームのユニフォームを着た大嶋は、どこか浮かない表情だった。
「昨年は調子が良くなかったですね。ナショナルチームの重圧というか、注目されることにまだ慣れてなくて。この一年、国際競技で日本代表として出場する経験を重ねて、ナショナルチームとしての自覚もついたと思います。本当に“濃い”一年でした」と自信をのぞかせた。
その表情は昨年の大嶋とは全く違う。迎える最終ラウンドは昨年の忘れ物を手に入れるため、残り18ホールのプレーに集中するだけだ。
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