アテストを終えた本大志(目黒日本大学高校3年)が、「武田くん、本当にうまいですよ」と同組の武田紘太(生光学園高校1年)の2日目のプレーを称賛した。
「本くんと試合で同じ組になるのは初めてですが、普段から仲良くしてもらっていて(笑)。今日はお互いに良いバーディを取り合うような場面もあって、組み合わせに恵まれました。楽しくラウンドできました」と話した。
7番(パー3)、武田はグリーン右に外すが、一方の本はOKバーディの位置にグリーンオン。ここで武田が起死回生のチップイン・バーディを決めると、本もきっちりとバーディを奪取した。続く8番(パー5)、2オンからのイーグル外しのバーディだった本
に対して、武田はセカンドショットをレイアップして3オンからのバーディ。上がり3ホールは、互いの持ち味を生かしながらの攻め合いになったという。
結局、この日の武田は6バーディ・2ボギーの4アンダーパー67でホールアウト。通算5アンダーパーで首位と2打差の2位タイにつけた。
「今日はウェッジの距離感が良くて、残り80〜100ヤードのアプローチが良くて。自分なりの良いコースマネジメントができました。60台でプレーできたし、今日の自己採点は90点です」と振り返った。
昨年の本選手権(男子12-14歳)、最終学年で初出場を果たした武田。第1ラウンドに5アンダーパーをマークして首位タイに立った。しかし、上位選手がスコアを伸ばした第2ラウンド、5オーバーパーで失速するという苦い経験をした。迎えた最終ラウンドもスコアを伸ばすことができず、結果は8位タイに終わった。
「いつも大会2日目にスコアを落としてしまっていて……。でも今日は、その課題である2日目にスコアを伸ばすことができました!明日の最終ラウンドはスコアを意識せず、自分のゴルフをしたいと思います」。
2021年大会(大嶋港)、2022年大会(松井琳空海)と1年生の優勝が続く本選手権。苦手な2日目を克服した武田が三年連続の“1年生優勝”を達成するのか。期待したい。
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