2023年度 (第28回)日本ジュニアゴルフ選手権競技(男子15歳~17歳の部)は18日、埼玉県川越市の霞ヶ関カンツリー倶楽部・東コース(7,361ヤード・パー71)で67名の選手が出場して、第3ラウンドが行われた。
通算7アンダーパーで首位スタートの大嶋港(関西高校3年)は4番(パー3)でダブルボギー、5番(パー5)でバウンスバックを決め、8番(パー5)でもバーディを奪って見せたが、9番でよもやのダブルボギーを喫してしまう。後半も2バーディ・2ボギーのパープレーに終わった大嶋は、2つスコアを落とし通算5アンダーパーでホールアウト。
大嶋とともに最終組でのプレーとなった武田紘汰(生
光学園高校1年)も3番でボギーが先行する苦しい流れとなったが、粘りのプレーでこの日パープレーでホールアウト。大嶋と首位タイとなり54ホールのプレーを終えた。この2人の優勝争いに割って入ったのが7打差の10位タイからスタートした髙田圭一郎(作陽学園高校3年)。髙田は前半で4連続を含む5バーディを奪い、1ボギーの32とスコアを伸ばすと、後半も13番でバーディ。この日66のベストスコアで首位タイで正規のラウンドを終えた。
優勝の行方は、通算5アンダーパーで並んだ、武田、大嶋、高田の3人によるプレーオフにもつれ込んだ。まず、最初の1ホール目で高田が第2打をグリーンオーバーさせるミスからダブルボギーを叩き、脱落。2ホール目で1メートルのバーディパットを決めた武田が優勝した。
大嶋は前半で2つのダブルボギーがあり、スコアを落としてしまったのが、響いた。高田はホールアウト時点では上位がスコアを落としていなかったので、「まさかプレーオフになるとは思わず」気持ちの面で集中力が切れてしまったのか、プレーオフを勝ち抜くことはできなかった。
優勝した武田は、今年の四国ジュニアゴルフ選手権チャンピオン。ディフェンディングチャンピオンの松井琳空海に続いての四国勢の優勝。さらに2021年大会の大嶋港、昨年の松井に続いて3年連続で本部門初出場の高校1年生の戴冠となった。
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