2023年度(第29回)日本ミッドシニアゴルフ選手権競技が11月1日、神奈川県横浜市の横浜カントリークラブ・東コース(6,418yard・PAR73)で125名の選手が出場して開幕する。1994年の第1回大会以来、本選手権が神奈川県で開催されるのは、初めてである。
開催コースの横浜カントリークラブは1960年に開場し、原設計は相山武夫、竹村秀夫。東西36ホールを有し、本選手権が開催される東コースは、2000年に設計家・佐藤謙太郎の手により、大胆なバンカーのレイアウトやアンジュレーションの大きいグリーンなど改造されたことでさらに戦略性を増し、的確なマネジメントが要求される攻撃的なコースに生まれ変わった。なお、17、18番については2016年の西コース改修と同時にクーア&クレンショーにより改修が行われ、バンカーやマウンドを巧みに配し、アンジュレーションのあるグリーンが特徴となっている。西コースは1978年と2018年に日本オープン、2012年日本女子オープンの舞台となった。
今大会には、昨年本選手権初出場で優勝したディフェンディングチャンピオンの室野歩(東千葉)をはじめ、昨年2位タイの歴代チャンピオンの田村敏明(小千谷)、同じく2位タイで昨年日本グランドシニアゴルフ選手権を制覇した宮辰夫(アコーディア・ゴルフ習志野)など実力者125名の選手が出場。2日間36ホール・ストロークプレーで65歳以上のアマチュアゴルファー日本一の座を競う。
昨年は優勝した室野歩が首位と1打差の5オーバーパー3位タイから最終ラウンドをスタートし、出場選手中唯一となるアンダーパーの1アンダーパー69をマーク。通算4オーバーパーで、2位以下に6打差をつける見事な逆転で初出場初優勝を飾った。室野は本選手権はいまだ誰も達成していない連覇を狙って8時50分に1番ホールをティーオフする予定だ。
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