トップと2打差の4アンダーパーで単独2位につけた冨田久三は、好調の理由について「今日は良かった。特に、後半はドライバーが安定してきて、良いスコアを出すことができた。昨日の練習ラウンドで、このコースはドライバーをミスしなければそこそこ回れると感じていたので、それを実践できた。また、セカンドショットが結構ピンについて、パッティングもいれることが出来た」とのことである。特に10番ホールスタートの冨田は、この日2番目に難易度が高い平均ストローク4.540の9番ホールでバーディを取っている。125名の選手の内3人しかバーディを獲れていない難関ホールである。「セカンドを1.5メートルにつけて、カップを外さず浅いラインで勝負してバーディを取れた」とコメントし、セカンドショットとパッティングが好調であることをうかがわせている。
「9月に入ってから好調。明日は少しでも上位で頑張れればと思っている。ただ、好調は長く続かないので、たまたま今日は調子が良かったのでは」と謙遜してた。1951年3月生まれで今年72歳の冨田は、2021年日本グランドシニアゴルフ選手権で日本タイトルを取っている。また、関東地区、茨城県などの大会で多くの優勝を積み重ねている。日本タイトルを目指す首位の大友との、最終ラウンドの戦いに注目である。
|