優勝の冨田久三、2位の大友富雄はともに通算4アンダーパーで終えた。3位は通算1アンダーパーで5名が名前を連ねる珍しい結果となった。3位タイは渡辺勝秀、村川米蔵、岡田英明、佐々木清士、田中清文である。
最終ラウンド、スコア集計で最初に通算1アンダーパーで上がってきたのは、7組目の渡辺勝秀で、4アンダーパー69のベストスコアであった。渡辺は「前半はショットがピンに絡んで50センチから1メートルについて5バーディ・1ボギーの32、後半はピンそばについたがパターが入らずパープレーであった。ただ、横浜カントリークラブはグリーンが難しい」との感想であった。この時点では、最終組の10組前で渡辺より良いスコアが出ると予想していた。しかし、それ以降の組でアンダーパーを出す選手が出ず、同スコアを出したのは9組の村川米蔵、13組の岡田英明、15組の佐々木清士、そして最終組の田中清文だけであった。村川は「今日はパターがよかった」、岡田は「バーディが6つ。ただ3パットもありグリーンが難しかった」、佐々木は「ドライバーが悪かったが、セカンドで良いところについていた」とのことで、ショットとパターが好調なプレーヤーが生き残った。
ホール難易度を見ると15番(パー3)の平均スコア3.582、17番(パー4)が4.582最難関で、多くの選手がここでスコアを崩し、アンダーパーを出せなかった。横浜カントリークラブのグリーンとセッティングの難しさが予想を超えた3位タイ5人の結果となったのではなかろうか。
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