Championship Reports競技報告
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第1ラウンドを終えて7アンダーパーで首位タイの本選手権初出場の清水拳斗(東北福祉大学1年)は、ホールアウト後に「今日は運が良かったです」と苦笑いを見せた。
「出だしからティーショットを曲げてしまって、OBギリギリでした」と不安な立ち上がりも1番でバーディを奪取。6番(パー5)では、2打目をガードバンカーに打ち込んだものの、3打目のバンカーショットをホールカップに放り込み、チップイン・イーグル。前半で3つスコアを伸ばしたが、前日のパーオン率100%と安定したショットが乱れたせいか「運が良かったです。前半は運が向いていたと思います」と、確かな手応えを感じることは出来なかったようだ。
その不安は後半に入っても拭いきれない。11番でバーディを奪ったが、15番(パー3)で「難しいラインではなかった」という7メートルのバーディパットを打ちきれず、1メートルのパーパットを外して本大会33ホール目にして初のボギーを喫してしまった。それでも、最終18番(パー5)をしっかりバーディで締めて、1イーグル・3バーディ・1ボギーの68をマーク。通算11アンダーパーで単独首位に立った。
「正直、後半のラウンドに進出できればと思っていたので……」と単独首位にも高揚することもなく、淡々と2日間のプレーを振り返り、「昨日のスコアが良かったので、余裕が出来て68というスコアでプレーできたのだと思います」とクールに話す。
優勝争いは、2打差の2位タイグループに昨年の日本アマチュアゴルフ選手権チャンピオンの中野麟太朗ら6名が続く大混戦になっているが、「今日は、3ホールでパーオンをのがしてしまいました。明日は1日目と同じようにパーオン率100%と、ティーショットでフェアウェイをキープすること。スコアのことは一切気にしないで、その2つを意識してプレーしたいです」と、実力者に追われる展開も、最後まで自分の目標とするプレーをすることを徹底する。
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