10番ホールからスタートした林は、出だし2ホールを連続ボギーとしたものの、12番ホールで5メートルのバーディーパットを沈めて落ち着きを取り戻し、4オーバーパーでハーフターン。1番ホールではティショットを左のバンカーに打ち込むと2打目、3打目を相次いでミスし、10メートルのパーパットが残った。林はこれを見事に決めて流れを掴むと、後半を1オーバーパーでしのぎ、本人も驚きの単独2位で第1ラウンドを終えた。定年後に夫婦で楽しむために始めたゴルフの腕前は26年のゴルフ歴で女子ハンディキャップ1.9に。「夫と一緒にゴルフを楽しもうと思っていましたが、今では夫がゴルフを中断しています」と苦笑いだ。女子シニアには昨年初出場を果たし17位タイの成績を残している。「昨年は、第1ラウンドのゴルフの内容に比べて第2ラウンドは納得できなかった。明日は自分のゴルフが出来れば…」と無欲のコメント。パットの調子を維持できれば、思いがけない勝利を手中に収めるかもしれない。
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